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平成28年度 第2回研究法研修会活動報告

平28年7月10日(日曜日)に「第2回研究法研修会」を開催しましたので報告します。

テーマ:研究発表までのプロセス ~研究デザインを知る~

日時 平成28年7月10 日(日曜日)9:30~12:45
会場 鹿児島大学医学部保健学科 研究棟
参加者 会員⒘名、他職種(理学療法士)4名、計21名

当日の様子

平成28年度2回目の研究法研修会を行いました。テーマは「研究発表までのプロセス ~研究デザインを知る~」で講師は鹿児島大学医学部保健学科の簗瀬誠先生に行っていただきました。

研究論文と聞くと“どう読んでいいのか分からない”や“論文に書かれていること=正しいことと思ってしまう”、“批判的に読むということがどういうことなのか分からない”など難しい印象でしたが研究デザインを知ること理解できるようになるということで研究デザインの分類について丁寧に分かりやすく説明して頂きました。そして研修会を通して研究デザインを見極めるためのポイントを理解することができ、最後には演習として実際の論文を読むと研究デザインを見極めることができるようになっていました。受講生の方のアンケートからも「これから研究に取り組もうと思っていましたので、とても参考になりました。内容もわかりやすく、論文を読む視点も変わりました」や「エビデンスの高い研究デザインで研究を行えるようになりたいと思いました」などの多くの好評な意見を頂きました。後半に受講生からの研修会感想を頂きましたので掲載します。研究というと敷居が高いイメージでしたが言葉の意味までしっかりと説明して頂き論文の読むときの視点や捉え方を変えることができました。簗瀬先生、ありがとうございました。

今後も研究法研修会では研究開始や論文作成の支援になるように内容を検討していきますので興味のある方のご参加をお待ちしています。

  

<受講生感想>

これから研究を行っていく上で、研究デザインについて理解が曖昧になっていたため、今回の研修会に参加しました。“研究”がテーマということで難しそうなイメージがあり、参加することに多少の不安を感じていましたが、実例を用いた分かりやすい解説で正しい知識を身につけることができました。また論文を読む際、一番最初にするのは研究デザインの把握であるという事は、私にとって大きな発見となりました。確かに研究デザインを確認してから読むと、その論文が以前より少し読みやすくなったのです。今までは学術論文を読むことに対して自ら高い壁を作ってしまっていましたが、これからは論文を積極的に読み、また研究についても更に学びながら自己研鑽に励んでいければと思います。

阿多病院 村野美潮さん

7月10日 2回目研究法研修会