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平成28年度 1回目研究法研修会活動報告

1回目の研究法研修会「日々の臨床研究から研究をはじめよう ‐研究テーマの決定から研究計画書作成まで‐」

テーマ 日々の臨床研究から研究をはじめよう
日時 平成28年6月19 日(日曜日)10:30~12:00
会場 鹿児島大学医学部保健学科
参加者 会員21名

当日の様子

平成28年6月19日(日)鹿児島大学医学部保健学科を会場に平成28年度1回目の研究法研修会を行いました。テーマは「日々の臨床研究から研究をはじめよう ‐研究テーマの決定から研究計画書作成まで‐」で講師は鹿児島大学医学部保健学科の窪田正大先生に行って頂きました。

臨床研究の必要性からはじまり、臨床研究を行う際のテーマの探し方や論文の読むときのポイント、統計処理、研究計画書作成など多くの要素を分かりやすく説明して頂きました。特に研究を行う際には研究計画書の作成が重要であり、タイトルのつけ方から研究目的、方法などの説明ののち研究計画書を批判的に読むところまで行いました。また平成26年12月に制定された「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」についても話して頂き、倫理的配慮に対する重要性や責任性について改めて認識しました。受講生の方のアンケートからも“研究=難しいのではなく、身近なものに感じることができた。今後、自己研鑚に励んでいきたい“、”理論に基づいて治療を行わなければならないということを聴き、実際に自分自身が理論に基づいて治療を行えているのか疑問に感じたため、明日からの治療を見直したいと思いました“などの好評な意見を多く頂きました。後半に受講生からの研修会感想を頂きましたので掲載します。臨床研究の必要性から研究計画書作成まで理解することができました。窪田先生ありがとうございました。

今後も研究法研修会では研究開始や論文作成の支援になるように内容を検討していきますので興味のある方のご参加をお待ちしています。

  

<受講生感想>

学校を卒業して以来、業務に追われる日々を過ごしていましたが、今回の研修会を通して研究の大切さを改めて知ることができました。「治療には理論がある。その理論が答えられないものは治療ではない」という言葉を聞いた時に、自分が臨床で行っていることに理論の説明ができるのかという疑問を抱きました。それと同時に、患者様の為にも自分の為にも論文等を読み、理論を取り入れ臨床に生かせるよう努力に努めたいと思いました。今回このような研修会に参加させて頂きありがとうございました。

医療法人玉昌会 加治木温泉病院

総合リハビリテーションセンター

井手上 奈穂さん

 6月19日研究法研修会